【アイキャッチ】発達障害を「不器用」っていうのやめませんか?

どうも,まっつんです。

 
あなたは「器用」ですか?「不器用」ですか?
 
ちなみに僕はちょー「不器用」です。
折り紙なんか紙飛行機くらいしか折れません!
 
発達障害を持つ子の中には,自ら「僕,不器用なんです」と言う子もいます。
小学校時代から図工の時間に苦労してきたようです。
 
一般的にも,発達障害を持つ子は「不器用」なものというイメージもついているように感じます。
 
でも,それって本当に彼らの姿を映しているのでしょうか?
発達障害を「不器用」っていうのやめませんか?
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「不器用」という看板を背負ってしまうという事

あなたがあなたをイメージする言葉は何ですか?
「不器用」という言葉に限らず,私達は私達自身をイメージする言葉をいくつか持っています。
 
この様に,一定の特徴を指し示す言葉を「ラベル」と言います。
そして,その人にラベルを張る様に特徴を捉えることを「ラベリング」と言います。
 
「不器用」という言葉は,一つの特徴を指し示す「ラベル」です。
「あの子は不器用だね」「あなたは不器用だよ」「私は不器用なんだ」,どれもラベリングの一種です。
 

ラベリングの効果

ラベリングをすると,人はその特徴に基づいてその人を解釈しやすくなってしまいます。
つまり,「不器用」だと思っている相手に対しては,失敗する場面や上手くこなせていない場面をより印象的に覚えてしまったり,そういう情報により目が向いてしまいやすくなってしまうのです。
 
私達は,常に自分の外側の情報をなんらかのフィルターを通してみているのです。
ラベリングもそのフィルターの一種で,私達の意識の方向付けを行います。
 

ラベリングと自己評価

ラベリングは他人の評価だけではなく,自分自身についての評価にも影響を与えます。
 
自分の事を「不器用」だと思っている人は,上手くこなせていた場面があるにもかかわらず,不器用さが目立ってしまった場面などが強く印象に残ってしまうため,より自分の事を「不器用」だと認識していってしまうのです。

 

自己評価は他者評価から

自分はこういう人物だ,という認識の事を自己概念と言います。
ラベリングは,この自己概念に大きな影響を及ぼします。
 
繰り返し,認識されたラベルは次第に自己概念の中に取り込まれていくのです。
つまり,「不器用」だというラベル付けを多く経験してきた人は,「自分は不器用だ」という自己概念を形成していってしまいます。
 
この様に,周囲からの評価やラベリングは自己概念を形成する要因の一つなのです。
 
自己概念に取り込まれた,イメージは再び自己評価に影響してきます。
他者から貼られたラベル=つまり,他者評価は自己評価に非常に大きな影響を及ぼすのです。
 
自己概念について詳しくは
 

一度固定化したイメージは変えにくい

自己概念として固定化されたイメージは,なかなか変更することが難しくなります。
自己概念は無意識化で,その人の態度や思考に影響を及ぼすためです。
 
ネガティブな自己概念を作り上げないためには,できるだけネガティブなラベリングは避けたいところです。
 

関係性を通したポジティブな自己評価へ

自己概念は一度形成されるとなかなか変えることは難しくなります。
 
そして,自己概念は他者からの評価やラベリングの影響を強く受けます。
 
なので,子育てや教育そして療育の世界ではできるだけポジティブなフィードバックを心がけていきたいところです。
 
人は他者からの評価を自分の中に取り込みながら自己概念を作り上げていきます。
その過程で例えば「不器用」というラベルが取り込まれると,それによってその人の思考はより「不器用」な情報を優先して処理するようになっていきます。
 
それによって,「自分は不器用だから」というマイナスの自己概念をつくり上げてしまったり,新しいことへの挑戦をためらう要因になってしまう事もあります。
 
でも,反対に他者からポジティブなラベルを与えられると,その人の自己概念はポジティブな方向の情報を多く取り入れることになります。
他者との関係性は自己概念をつくり上げる上でとても重要な役割を果たすのです。
 

「不器用」から良い部分の抽出を

だからこそ,自己概念や自己評価に関わるイメージをフィードバックするときは,できるだけポジティブな側面を抽出してあげることが重要になります。
 
例えば,「不器用」な人がいたとして,その人は一つの作品をつくるのに人の3倍の時間がかかったとしましょう。
でも,この時に単に「不器用」という評価をするのではなく,「時間はかかるけど仕事は丁寧」というポジティブな側面を抽出した言い換えをすることはできます。
 
他の人より習得に時間がかかるだけで,成果としては決して見劣りしないものをつくる場合だってあるでしょう。
単に「不器用」というだけではなく,出来ている部分やポジティブな側面をフィードバックしていくことで,その人自身も自分のポジティブな面に意識を向けることができます。
 

まとめ

今回は「不器用」という言葉を例に挙げましたが,決して「不器用」という言葉だけが全てではありません。
人は他者からの評価やフィードバックを受けて,自己概念をつくり上げています。
 
そして,時としてその自己概念はその人の可能性を狭めてしまう殻にもなってしまうことがあります。
 
だからこそ,人の成長に関わる仕事においては,そのポジティブな側面に光をあてたフィードバックが非常に重要なのです。
自己概念を形成する時期である小学生くらいの年齢の子に対しては特に,大人からの評価や自己イメージを形成する言葉かけは大切です。
 
改めて,
発達障害を「不器用」っていうのやめませんか?

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